仏教での音について、(チベットシンギングボウル)
シンギングボールをご存知でしょうか? アジアを旅行したことがあれば、市場やショップ、あるいは寺院で目や耳にしたことがある人も多いと思います。 美しい音色を奏でるシンギングボールには、単なる癒しだけではなく多くの効果が認められています。
シンギングボウル(シンギングボール)は、癒しブームとともに大変な人気で、ネットでも安価なものから様々なタイプが出回っています。
サイズ | 極小(XS) | 小(S) | 小中(SM) | 中(M) | 大(L) | 特大(XL) |
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直径寸法 | 10.5cm-11cm | 13.5cm-14.5cm | 19cm-20.5cm | 21cm-22cm | 29.5cm-31.5cm | 35cm前後 |
重量 | 約200-450g | 約500g | 約900g | 約1600g | ||
倍音量 | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
音の伸び | ★★☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ |
鳴らしやすさ (擦った場合) |
★☆☆☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
演奏方法 | 主に、スティックでヒッティング | スティックでヒッティング、擦る | スティックでヒッティング、擦る | 擦る、スティックでヒッティング | スティック・マレットで擦る、ヒッティング | スティック・マレットで擦る、ヒッティング |
用途 | おりん、演奏時のハイライト用、第6~7チャクラの浄化、瞑想 | 集中力アップ、個室の浄化、演奏、第5~7チャクラの浄化、瞑想 | 集中力アップ、個室の浄化、演奏、第4~7チャクラの浄化、瞑想 | 集中力アップ、場の浄化、ヨガ、演奏、第3~7チャクラの浄化、瞑想 | スタジオ・ホールなどでの演奏、集中力アップ、場の浄化、ヨガ、第1~7チャクラの浄化、瞑想 | スタジオ・ホールなどでの演奏、集中力アップ、場の浄化、ヨガ、第1~7チャクラの浄化、瞑想 |
対象者 | 演奏者、複数シンギングボウルをお持ちの方 | どなたでも | 初心者から、どなたでも | 初心者から、どなたでも | 演奏者・ヒーリングのプロ向け | 演奏者・ヒーリングのプロ向け |
シンギングボールは、3000年前のチベットが起源!
シンギングボールの発祥は3000年前、ブッダ生誕以前に遡ります。チベットのラマ教の高僧が神に捧げる儀式に使う仏具であったシンギングボールはTibetan Sounds(チベットの音色)と言われ、その存在はブータン、ネパール、インド、チベットを中心にミャンマー、インド、中国にまで広がりました。
シンギングボールはチベタンボールとも呼ばれることもありますが、それにはこのような背景があるわけです。シンギングボールは時代と共にアジア各国に拡がっていきました。
通常この金属製のボウルは手作りで、それぞれが微妙に違った音を出します。音による癒しのツールとしては、最も古くから利用されてきたものであると考えられています。セラピー用には、金、銀、水銀、銅、鉄、錫、鉛の7種の金属を使ったものが用いられることが多いようです。現在ではアメリカやヨーロッパでもその効果を実証されているヒーリング・ツールです。
しかし現代では科学的にその効果が実証され、世界中に普及するようになっています。特に瞑想、ヨガなどとの相性が良くミュージックセラピー(音楽療法)としても利用されています。
上のように、ヒーリングツールとは言われているんですが、事実、一番大事なのはその音を出そうとする人の心だそうです。
なので、音に対して話そうとするなら、心と波動についても知っておくべきでしょう。 この話は次回やってみることにします。
シンギングボールには「波動」と「浄化する力」、そして「倍音」という主に3つの大きな特徴があります。シンギングボールを奏でると深い波動を感じますが、それが心と身体に直接働きかけることで心身に効果をもたらすのだとか。またその高い浄化力から身体の調子が悪い部分の上に直接乗せたり、あるいは部屋に置いておくだけでも悪い『気』を浄化してくれると言われています。
「部屋に置いておくだけでも悪い『気』を浄化してくれると」
これももちろん可能な話ですね。物、自体、波動として存在しますからです。 こうなると、どうやって一番いい音の出すシンギンぐボウルを探すか、の問題が残ります。これについても考えてみることにしましょう。